【お知らせ】
- 2021.10.13 審査結果をリリースしました。リリース詳細はこちらをご覧ください。
- 2021.09.25 二次審査進出作品が決定しました。二次進出作品一覧はこちらをご覧ください。
- 2021.09.14 作品登録追加対応に関するお知らせを公開いたしました。
テーマ
国土の3分の2が森林で覆われている日本は、戦後に植林された人工林が切りどきを迎えており、森林資源の循環や国土の保全の観点から国産木材の適切な利用が求められています。
持続可能な森林循環や木材利用を進めていくには、森(もり)と街(まち)がつながり、相互が一緒になって課題を共有し、行動に繋げていく『もち』のアイデアが必要になります。
Nikken Wood Labが木材利用の裾野を広げるアクションとして発案した木質ユニット「つな木」は、45mm角の一般流通木材と接合金物のみ合わせにより、家具から少し大きめの空間を「全国 どこでも だれでも」つくることができ、同じ部材を組み換えることで様々な形や機能にトランスフォームできるシステムです。
本コンペは、この「つな木」のシステムを用いた社会課題への解決や空間デザイン・用途に関連するアイデアを広く募集し、審査員と共にその実現に向けた議論を進めます。
このコンペで生まれる様々なアイデアや出会いが、森林への関心の喚起、林業・木材産業の担い手育成につながり、『もち』に関わる共創人口がますます増えていく社会を目指したいと思います。
地域において実際につくることができる、リアリティをもった提案をお待ちしています。
(コーディネーター 大庭 拓也)
審査員から一言
- 小友 康広
- 「木」という素材は「嫌いな人はいないのでは?」というほど愛されています。加工のしやすさを「理解」はしていても「自分で実践」する人は少なくなりました。数十年前まで、日本では当たり前に木を自分で加工して様々な課題を解決していました。テクノロジーと新たな発想で「懐かしい未来を作る」、当社が実現したいことの1つです。このコンペがみなさんと我々、昔と未来の「つなぎ」になることを期待しています。
- 奥田 悠史
- 森と地域、森と都市はどうすればジョイントしていくのか。「つな木プロジェクト」は、一本一本ではバラバラな45mmの角材を、金物で繋げることで、さまざまな形になり、都市や地域やオフィスやカフェや家の風景を変えてくれるものだと思います。そして、それが森の風景をも豊かに変えていく。そんな未来が、ふわりと見えると嬉しいです。「つな木」が森とまちをジョイントする存在になることを、森で生きる一人としても願っています。
- 澤 秀俊
- 日本人にとって一番身近で豊富な資源である木材を用いて、暮らしを豊かにするためのシステムである「つな木」の空間的な応用を模索することはもちろんなのですが、木材流通の川上〜川下までの一連の流れの各フィールドにおける背景や状況を、その地域の問題を拾い上げながら巻き込んでいくような、厚みのある提案となることを期待したいですし、私も一緒に学ばせてもらいながら探っていきたいと思います。
- 長野 麻子
- 森の国日本で、サステナブルな街づくりやライフスタイルを可能にする木のデザインを待ってます。若い皆さんが作りたい未来へのアイデアを楽しみにしています。
- 山梨 知彦
- 木材ならではの、軽い、温かみがある、環境に優しいなどのメリットを生かすと同時に、一般的にはデメリットと考えられている点にも踏み込み、逆転の発想でそれらをメリットにしてしまうような大胆な発想を期待しています。さらには、「つな木」の仕組みやコンセプトを理解した上で、つな木を考えた枠組みをうち破り、新たな可能性や方向性を切り開くような、このコンペならではの提案を期待しています。
スケジュール
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応募登録
8/16締切
本サイトの応募登録フォームより応募登録してください。
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作品登録
7/12 - 9/12
作品登録はBEAVERにてイベント専用タグをつけて投稿することで行っていただきます。
BEAVERへ
(作品投稿マニュアルはこちらから)
※イベント専用タグは、作品登録期間開始時に応募登録者へのメールにてご案内いたします。 -
一次審査
9/25結果発表
一次審査では、二次審査に進出する計12作品を選出します。
12作品のうち10作品については、審査員の事前審査および審査ディスカッションを通じて選出を行い、残りの2作品についてはBEAVERの投票機能を用いて一般投票による選出を行います。 -
二次審査
10/3開催
二次審査では、Zoomを用いたオンライン審査を実施します。
二次審査の詳細については選出された12名・チームに個別でご案内いたします。
なお、二次審査の様子については後日アーカイブ動画を公開予定です。
「つな木」について
Nikken Wood Labでは、木材利用の裾野を広げるアクションとして「全国 どこでも だれでも」が組み立て、解体、移設できる木質ユニット「つな木」を発案しました。つな木は45mm角の一般流通木材と接合金物の組み合わせにより、家具から少し大きめの空間を人の手でつくることができ、同じ部材を組み換えることで様々な形や機能にトランスフォームできる点も特徴です。
木材同士を接続するクランプには3種類あり、
- 木材同士を直角につなぐクランプ
- 木材同士を平行につなぐクランプ
- 木材同士を任意の角度でつなぐ(自由回転する)クランプ
の3種類となっています。
つな木公式HPはこちら→
https://tsunagi-wood.jp/
つな木紹介動画
応募要項
- 応募資格
- 2021年4月1日時点で、大学、大学院、短期大学、高等専門学校、専修学校(各種学校)、高等学校、等の学生であり、応募登録期間中に応募登録を行った方。
- 提出図面
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提出図面や敷地設定については原則自由とします。
課題文の意図を読み取り、「つな木」を用いるという条件の中で自由に作品を提案してください。
つな木(=規格材とクランプ)以外の材料の利用は自由です。
作品中で使用した木材の量(㎥)、およびクランプの数量(個)をプレゼンボード中のどこかに必ず明記してください。
また、応募登録者に割り当てられる応募IDを作品タイトルに必ず明記してください。
一次審査ではBEAVER上のページにて審査が行われるため、BEAVER上で見やすくなるように工夫してください。
BEAVERでは、jpg, pngの画像データに加え、動画共有プラットフォームYouTubeにアップされた動画の埋め込み、3Dモデル共有プラットフォームSketchfabにアップされた3Dモデルの埋め込みも可能となっています。
- 応募登録
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応募登録の締切は8/16までです。
本サイトの応募登録フォームより応募登録してください。
- 作品登録
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作品登録期間は7/12 - 9/12です。
作品登録はBEAVERにてイベント専用タグをつけて投稿することで行っていただきます。
(作品投稿マニュアルはこちらから)
※イベント専用タグは、作品登録期間開始時に応募登録者へのメールにてご案内いたします。
- 一次審査
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一次審査では、二次審査に進出する計12作品を選出します。
12作品のうち10作品については、審査員の事前審査および審査ディスカッションを通じて選出を行い、残りの2作品についてはBEAVERの投票機能を用いて一般投票による選出を行います。
一般投票期間は9/13-9/22、一次審査結果の発表は9/25の予定です。
- 二次審査
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10/3(日)にZoomを用いたオンライン審査を実施します。
プレゼンテーションは画面共有にて行っていただきますが、その際にはBEAVERの作品ページ、パワーポイント、PDF、その他任意の方法でプレゼンテーションを行っていただくことが可能です。
二次審査の詳細については選出された12名・チームに個別でご案内いたします。
なお、二次審査の様子については後日アーカイブ動画を公開予定です。
- 審査員
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- 審査員
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小友 康広 氏 (株式会社小友木材店 代表取締役)
奥田 悠史 氏 (株式会社やまとわ/取締役)
澤 秀俊 氏 (澤秀俊設計環境 / SAWADEE 代表, NPO法人 活エネルギーアカデミー事務局)
長野 麻子 氏 (NPOものづくり生命文明機構常任幹事, 前林野庁木材利用課長)
山梨 知彦 氏 (株式会社日建設計 チーフデザインオフィサー, 常務執行役員)
- コーディネーター
- 大庭 拓也 氏 (株式会社日建設計 Nikken Wood Lab ラボリーダー)
- 賞
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- 優秀賞(3点)
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賞金30万円
記念品
作品実現の可能性(※二次審査後に別途協議)
- つなぎ賞(9点)
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賞金1万円
記念品
- 資料ダウンロード
- つな木に関する詳細情報はこちらから確認、ダウンロードをお願いします。
- 運営
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- 主催
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つなぎコンペ実行委員会
(株式会社日建設計・ArchiTech株式会社)
- 後援
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林野庁
日本木材青壮年団体連合会
- 協力
- 武蔵野大学専任講師 太田裕通氏
- 注意事項
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- 応募作品について
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- 応募作品は未発表のものに限ります。
- 同一作品の他設計競技との二重応募はご遠慮ください。他設計競技の範囲については、審査員の判断によるものとします。
- 応募者は、応募作品の一部あるいは全部が第三者の権利(知的財産権や著作権等)を侵害しないことを確認した上で、応募作品を提出するものとします。特に雑誌、書籍、Web等の著作物から無断複写した画像等は使用を禁じます。
- 第三者から応募作品について権利侵害、損害賠償等の苦情・クレームがあった場合は、全て応募者自らの責任と費用負担で解決するものとし、主催者は一切の責任と負担を負わないものとします。
- 権利関係
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- 応募者は、受賞作品の発表日まで本コンペにおける応募作品の著作権・意匠権等の知的財産権を保持していなければいけません。
- 本コンペにおける応募作品の著作権等の知的財産権は応募者に帰属しますが、応募作品の発表に係る権利は受賞作品の発表日まで主催者が保有します。
- 応募者は、株式会社日建設計に対して、応募作品のデザイン・アイデアについて著作物の利用及び実施権利を許諾することとします。
- 受賞者は、基本検討の実施時において、株式会社日建設計と書面により、知的財産権等の取り扱いについては別途協議・確認することとします。
- 提出作品の取扱
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- 応募作品データは返却いたしません。必要な場合はあらかじめデータ保管しておいてください。
- 個人情報の取扱
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- 作品応募にあたりご提供いただいた個人情報は、ArchiTech(株)が定めるプライバシーポリシーに従いArchiTech(株)において適切に管理します。
- その他
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- コンペティションの応募条件・審査方法・日程等は、社会環境・災害等の影響で変更する可能性があります。変更の場合は、公式WEBサイトにて更新情報を配信いたします。
- 応募要項に違反していた場合、ならびに「応募作品について」に規定されている違反事項に定食した場合は、主催者および審査員判断により、入賞発表後であっても入賞の取り消しおよび賞金等の返却を求める場合があります。
- 原則応募要項に関する質問は受け付けません。規定外の問題は応募者の自由決定を可とします。 ただし、「つな木」および「BEAVER」の仕様に関する質問については内容によっては本サイト上で公開する形で対応いたします。
- 応募に関する費用はすべて応募者の負担となります。
- お問い合わせ先
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つなぎコンペ実行委員会
tsunagi-compe@architech.co.jp